顎関節症/がくかんせつしょう


■顎関節症って?

顎の関節を中心としてその周囲に起こる障害の総称で、外傷やリウマチを含まないものです。口を開けようとしてもこわばって開かなかったり、口の開閉時にカクンと音がしたり、関節や筋肉が傷むといった症状が継続する場合を顎関節症といいます。
有名なエピソードとしては、歌手の森高千里さんが顎関節症になってコンサートを中止したことがあります。




■ 具体的な症状

1)筋肉の痛み、こり:顎の周辺、こめかみ、首筋の痛み、肩こり
2)関節の痛み:顎関節部や耳の穴の内前方部の痛み
3)顎の動きの制限:顎が動かしにくい、大きく開けられない
4)関節の音:顎を動かしたときカクカクまたはミシミシ、ギシギシ音が聞こえる
5)その他の症状:頭痛、耳鳴り、目まいなど




■ 顎関節症の原因

顎関節の下顎骨の部分と頭蓋骨の部分との間には、関節円板という弾力のあるクッションのようなものがあります。この円板が顎の動きに合わせて位置を変えますが、これが何かのきっかけでどこかに引っかかってずれてしまいますと、関節や筋肉の痛みとなります。

関節円板の転位とそのバリエーション

1)噛みあわせが悪い場合
2)歯ぎしりや食いしばり、頬づえなど顎に力のかかる癖のある方の場合
3)何らかのストレスを抱えている場合




■ 顎関節症の治療法

1)診査、診断
口の中の診査およびレントゲン検査、顎の動きの検査を行います。
状態によっては大学病院でMRIや下顎運動の検査をしていただく場合があります。
2)スプリント治療
上か下の歯全体を透明なプラスチックのかぶせもの(マウスピースのようなもの)で覆い、噛みあわせを変えます。
スプリントを装着した歯と、調整したスプリントの図
3)レーザー治療
顎の関節にレーザーをあて、痛みをとります。
4)最終の噛みあわせの治療
歯を少し削合して噛み合わせを変えたり、ブリッジや冠などを作り直したりします。
また、矯正治療により噛みあわせを変える場合もあります。




HOME